インフルエンザ特集 2015/2016 インフルエンザの特徴と予防

2016年02月13日 21:41

季節性インフルエンザとは

通常の季節性インフルエンザは、北半球では毎年冬季に流行します。日本では例年12~1月に集団発生が始まりますが、2015年は大幅に早い9月からインフルエンザによる学級閉鎖が報告されていて、流行期が長くなるとも言われています。

風邪とインフルエンザに共通の症状は、咳と喉の痛み、そして発熱です。インフルエンザ特有の症状は、発熱するとすぐに38℃を超える体温の上昇と、 頭痛、吐き気、関節痛、筋肉痛など全身の症状が現れることです。朝から38℃以上の発熱があった場合はインフルエンザの疑いが強いので、早目に医療機関へ の受診を考慮しましょう。

                                 インフルエンザの場合             かぜ(普通感冒)の場合
初発症状 発熱、悪寒、頭痛 鼻咽頭の乾燥感 および くしゃみ
主な症状 発熱、筋痛、関節痛    鼻汁、鼻閉
悪寒 高度 軽度、きわめて短期
熱、および熱型(期間) 38~40℃(3~4日間) ないか、もしくは微熱
全身痛、筋肉痛、関節痛 高度 ほとんどない
倦怠感 高度 ほとんどない
鼻汁、鼻閉 後期より著しい 初期より著しい
咽頭 充血 および ときに扁桃腫脹 やや充血
結膜 充血 アデノではある
咽頭結膜熱では特にひどい
合併症 気管支炎、インフルエンザ肺炎
細菌性脳炎、脳症
まれ
病原 インフルエンザウイルスA、B ライノウイルス、アデノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、パラインフル エンザウイルス、インフルエンザウイルスC
退速診断法 あり 1部のウイルスで『あり』

インフルエンザの型

季節性インフルエンザは大きく分けてA型、B型、C型の3種類があり、流行を繰り返す度に変異株が発生しています。

インフルエンザA型

38℃以上の高熱、悪寒、関節・筋肉痛などが特徴です。さらに多くの変異株が存在し、増殖力が速く、しかも感染力が強いので流行しやすいのが特徴です。

インフルエンザB型

A型に次いで流行しやすいウイルスです。A型のような突然変異をおこさないため、世界的な大流行を起こすことはありませんが、症状は重く、数年おきに流行して猛威をふるいます。

インフルエンザC型

感染しても風邪程度の症状で、多くの人が免疫を持っています。

インフルエンザの予防

インフルエンザの潜伏期間は1~2日で、発症する1日前から発症後5~7日頃まで周囲の人にうつしてしまう可能性があります。特に発症日から3日間 ほどが最も感染力が高いと考えられています。さらに、熱が下がってもインフルエンザの感染力は残っていて、他の人に感染させる可能性があります。(個人差 はありますが、熱が下がって2日間は感染させる可能性があります。)

マスクは着用しましょう インフルエンザは咳、くしゃみ、せき、つばなどのしぶきと共に放出されたウイルスを、鼻腔から吸入することによって感染します。インフルエンザを拡散させないためにも、患者・周囲の人が共にマスクを着用することが効果的です。

手洗いをしっかりとまた、飛び散ったインフルエンザウイルスが付着したものを手で触ると、鼻や口、目、肌などを介してインフルエンザに感染することがあります。手洗いが感染を防ぐうえで有効なのはそのためです。

また、空気が乾燥すると、喉の粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。 乾燥しやすい冬場の室内では、加湿器などを使って50~60%の湿度に保つことも効果的です。

厚生労働省、自治体、医師会、国立感染症研究所などの発信する最新の情報(発生状況、予防、治療など)を収集しましょう。

【参考】

国立感染症研究所 感染症情報センター
  http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html

全国インフルエンザ流行レベルマップ (国立感染症研究所)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-map.html